確定拠出年金の概要
自分で掛けて自分で管理!
確定拠出年金は、掛金が個人ごとに管理・運用され、掛金とその運用収益との合計額をもとに年金給付額が決定される年金制度です。
公的年金の上乗せ制度として生まれた、公的な制度になります。
実際の利用時のイメージは、ネット証券会社に「投資信託専用」の口座を開設するような感じでとても管理しやすいものです。
企業型と個人型(iDeCo)があります
掛金を企業が拠出する企業型年金と加入者自身が拠出する個人型年金(iDeCo)があります。
企業型年金でも、対象者全員が同じ掛金だったり、個人が自分で掛金を決める方法があったりと、5種類の方法があります。
企業型確定拠出年金の要件
企業型確定拠出年金を導入するには、企業が厚生労働省より企業型年金規約の承認を受ける必要があります。
- 対象:実施企業に勤務する従業員(国民年金第2号被保険者)
- 掛金の拠出:事業主が拠出(規約に定めた場合は加入者も拠出可能)
- 拠出限度額:
- 厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない場合
55,000円(月額) - 厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施している場合
27,500円(月額)
- 厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない場合
掛金の運用は?
掛金は個人で決めて運用します。企業側が運用することがありません。
掛金の拠出は企業が行いますが、その管理は指定された金融機関にて行い、運用は自分で決めた商品などで行われます。
- 運用商品の中から、加入者等自身が運用指図を行います。
- 運用商品は、預貯金、投資信託、保険商品等となっています。
運用商品は取り扱う金融機関によって異なり、少なくとも3商品以上を提示することになっています。
離転職の場合等の年金資産の移換
離職や転職の際にはどうなるのでしょうか。
転職先に企業型年金がないと継続できないのではないか、と思っていませんか?
でもご安心ください。そのような場合でも継続することができます。
- 資産残高(掛金と運用収益の合計額)は個々の加入者等ごとに記録管理されており、資産額等の記録が年1回以上通知されることになっています。
- 加入者等が転職した場合等には、退職して国民年金の加入者となった場合等には個人型年金へ、転職した場合は転職先の企業型年金へ資産を移換することができます。転職先に企業型年金がない場合にも個人型年金に資産を移換することができます。
次は導入メリットを確認!
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